島根県邑南町上口羽(かみくちば)にある川角(かいずみ)集落。この地区の両サイドにある棚田には花桃が植栽されていて、石垣ともよくマッチして美しいです。
6世帯13人となった集落を観光地として活性化させるため、今から16年前(2007年)に有志の会が結成されました。以来、「桃源郷」、「天国にいちばん近い里」を目標に掲げ、懸命にがんばってこられました。現在は、2,350本を目指し、毎年計画的な植栽を続けています。毎年、一面に広がった花桃や菜の花、桜の木などが一斉に見ごろを迎える4月中旬ごろに花まつりなどのイベントを開催しながら、現在に至っています。
川角集落の広場、農地は足の踏み場もないほどの観光客であふれ返ります。地区の方たちの取り組みは、大成功!6年ぶりの取材でしたが、大満足でした。ぜひ、ご覧ください。
花桃まつりは4月8日を中心に3日間が晴天。早朝から多くの人が会場へ詰めかけました。
広大な桃源郷ゾーンは、本当に心が洗われました。菜の花と花桃が、よくマッチしていました。
放棄された棚田を中心に、花桃の赤・白・ピンクの色を美的感覚よく配置しながら植栽されています。
今年は前回よりも数倍多くの観光客であふれ、駐車場もほとんどない状態でした。
あちらこちらに点在する空き地は、弁当を広げる多くの人たちで満員です。
標高300mにある小さな集落に、約8,000人以上の人たちが訪れたそうです。「天国にいちばん近い里」に感動でした。
(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑佳慶)
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